にきびの成り立ち
- 正常な皮膚
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私たちの皮膚には、毛穴の奥ににきび菌と呼ばれる菌が、常在菌として住んでいます。
また、皮脂腺で作られた皮脂は、毛穴を通って皮膚の表面に出て、私たちの皮膚を乾燥から守っています。
- 面皰(にきびの子供)の形成
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思春期には男女とも男性ホルモンが増えて、皮脂腺を刺激するために、皮脂がたくさん作られます。
そして毛穴の出口の角化異常や汚れなどで毛穴がふさがれ、皮脂が外へ出られなくなり、白ゴマのように毛穴がプツンと膨らんできます。
これを皮フ科の言葉で面皰またはコメドと呼びます。
当院では、この面皰の段階で詰まった毛穴の頭に出口を作り、中のにきびの芯を圧出する治療を行っております。
- 丘疹(赤にきび)
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毛穴の中に皮脂がたまり、面皰が形成されると、皮脂が大好物のにきび菌が増えます。
そして、にきび菌はいろいろな炎症を起こす物質を産生するので炎症が起こり、赤いブツブツのにきび(丘疹)となります。
また、最近では、にきび菌の排出するポルフィリンに紫外線があたると活性酸素が生まれ、皮脂が酸化される結果、炎症が起こるということもいわれています。
- 膿疱(ウミをもったにきび)
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炎症が更に進むと赤く腫れ上がって頂点にウミをもち、痛みをともなうシコリ状態になります。
- 膿疱(ウミをもったにきび)
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にきびをつぶしたり、髪の毛が触れたりするような刺激が加わると、にきびはますます悪化します。
また、ヘアワックス、ムース等のヘアケア剤もにきびを悪化させる原因の一つとなります。
- 膿疱(ウミをもったにきび)
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赤く腫れ上がったり、ウミをもったにきびが治る時には炎症後の赤み(発赤がしばらく残り、その後、色素沈着となって、薄くなるまで数ヶ月かかることがしばしばあります。
また、炎症がひどく、毛嚢壁が破壊されると凹凸を残してしまうことがあります。これがあばた(クレータ)と呼ばれるものです。
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